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ぶらぶら広島ウォッチング

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交通施策
たまたま見たテレビではLRTの特集をやっており、ドイツのフライブルグの街に焦点をあてていました。
こういった番組内容では付き物の、都心の活性化と環境問題の観点から制作されていましたが、
そのまま広島に当てはまめることは難しいにしても、いろんなヒントがあったとおもいます。

できうる限り公共交通にシフトできる交通体系を着実につくっていくことを わたしは何度か書きましたが、
それは都心の活性化の行方を危惧しているからに他なりません。
車社会になり、郊外化が進み都心が廃れる、
都心に活気がなくなると、中枢都市としての役目が終わってしまい、あとは転がり落ちるしかありません。
車社会を否定しているわけではなく、コンパクトシティも諸手を挙げて賛成しているわけではありませんが、
よく、「道路をこれ以上整備すると車が便利になるから造らないほうがいい、ますます車が増えて渋滞になる」
あるいは、「郊外に大型店ができると都心が寂れる」なんておっしゃる方がいますが、
正直、これらの意見もどうかとおもいます。
これらの意見が正当性を帯びるには、まず、最低限の道路網が整備されてからの話であるべきで、
大型店も、とりあえずは必要な場所にできてからの話じゃないでしょうか。
それらを満たす前から否定することは、利用者にとって苦痛以外何者でもなく、
生活しにくい街を造るだけで、結果的に不満を持った企業や住民の流出につながるしかありません。
現在の広島は、時間効率が悪いため経済損失も大きく、物流等に悪影響が出ていますし、
市民が環境のいい郊外に住むことを否定することはできるはずも無く、大勢の人が郊外を選択すれば、
郊外に大型店の需給がでるのは当たり前で、安易に規制されるべきものではない気がします。
問題なのは、やり過ぎと、誘導する自治体に長期展望の見込みが甘いことでしょう。
特に交通の問題は、都心死活問題に与える影響の大きさからみれば、
赤字の一点に的を絞って批判せず、活気ある街「広島」が永久に続くためにも、
先見性のあるプランと実行が必要だとおもいます。0604112.gif
と、大きく話がそれましたが、フライブルグは、以下のような取り組みを行っていました。
まず、中心部にトランジットモールを設け、廃れた街に大勢の人が戻ってきたこと。
広島でも、かつて相生通りにこの構想が出たことがありましたが、これは是非実現してもらいたい事業です。
幸か不幸か、支店統廃合の影響で相生通りや鯉城通りの低層部に空きテナントがでましたが、
店舗として復活したビルが多くあります(日本生命広島ビルも最初から店舗を入れてもらいたいものです)。
割愛しますが、オフィス街は、平日の朝夕と昼食時しか賑わいがなかったものが、休日や他の時間も人出が増えました。
相生通りのトランジットモール化は、通りの構造と時間の取り決めを間違わなければ大成功するとおもいます。
それこそ日本に無い、世界基準のショッピングモールの完成は、話題性もありますし。

次にパーク&ライドを定着させるため、駅には広大な無料駐車場を配するというもの。
わたしは、職住接近の利点と、高齢化社会による住民がいかに医療機関や公共施設を使えるか?
という観点から見れば、広島市において、都心から近い吉島地区という場所は最も注目している場所です。
まず老朽化した市営住宅用地が広く開発が容易、移転予定の刑務所のような大きな用地が見込める、
そして、これはオマケというか、都心から宇品西地区?広島港?出島へのアクセスへと兼ね合いができる点です。
アストラムラインの支持者ではありませんが、まず東西線を完全に凍結し、将来は南北線に取り掛かるほうが賢明です。
また話が脱線しましたが、宇品の「広島みなと公園」、この広大な敷地の地下に数千台の駐車場を整備する。
東広島方面のバイパスが整備が終わると、広島港は格段にアクセスのいい拠点になります。
新交通ができなくても、宇品橋経由の路線バスが都心に向かっていますし、一応遅い広電もあります。
当然、呉方面からも便利ですし、南道路ができれば西からも容易に来れます。
鉄道の拠点は広島駅、バスの拠点は紙屋町、船と、そして車の拠点は広島港といったところでしょうか。
共通することはどこからも都心に入るために存在するということでしょう。
新交通南北線は、吉島地区からだけでなく広島港地区を中心とした広域集客の武器ともなれる路線だとおもいますし、
遠い将来、出島沖の埋め立て地に夢を託すようなことがあれば、さらに効果が増すでしょう。
本通り駅を南下したあとは、平和大通り以南はすべて高架にし、できるだけ事業費を圧縮しましょう。0604111.jpg
「パーク&ライド? 最寄の駅まで車で行けるのはいいけど、買い物した荷物はどうするの?」
と、最初っから、荷物を持つのが面倒くさいとかで、車の便利さしか浮かばず、否定から入られる方がおられます。
対応策として、例えば買い物した品を駐車場まで届けるサービスを中心部の商店街が共同で行えればどうでしょうか。
空港窓口での荷物の預け入れと同じように、引き換えタグ等でやりとり、荷は集配車で停めた駐車場へ運ばれる。
現在は、百貨店や商店街が提携駐車場で購入額に見合った駐車券をサービスしていますが、
店の経費的に見てもこちらが有利なばかりか、このサービスと無料駐車場を組ませれば、
何よりも、今より遥かに長い滞留時間が可能になりますから、都心をゆっくり満喫できるでしょう。
こうした都心部の買い物環境に、前述のトランジットモールが加われば、まさに買い物天国と呼べそうです。

その他、フライブルグでは、通勤通学定期があれば、休日に大人2名+子供2名まで無料で電車に乗れるとか、
ある一定の追加料金を払えば、決められた範囲の乗り物が乗り放題なんていうのもありました。
こうしたサービスを確率したなか、この仕組みで市は年間10億円もの赤字を生み出しているとのことです。
この寂れた街を生き返らせたことと10億円の負担、経済波及効果からみればどっちが得でしょうか?
なんて野暮なことは聞きません。
そうしなければ中心部が崩壊し、商店街そのものを失い、魅力の無い都市として衰退していたでしょう。
賢明な人は10億円という額ではなく、都市そのものの存続のために判断を下します。
当然、税金の投入となれば、当該者以外の不公平感を煽ることになります。
企業は生き残りのために当たり前のように知恵を出し、行動を起こしています。
自治体はそれと同様に、利害によるバランスが崩れないよう研究し、努力しなければなりません。
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